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SYNOPSIS

あらすじ

ベルリンの壁が崩壊して始まった1990年代。
東京周辺の都市部からだいぶ離れた片田舎の町、西辺城(にしへんじょう)市。
大学のサテライトキャンパスがあり、学生も多く、比較的演劇が盛んな町でもあった。
 
地域のワークショップで演劇を学んでいた専門学校生の平井文隆は、友人の木戸学と劇団“怪氣円”(かいきえん)を結成する。
しかし仲間もさほど集まらず、とくに目覚ましい活動も行えないまま、演劇熱は冷めかけていたが、ある事件が起こる…。
 
そうして演劇をやる者たちにとって活動的だった「90年代」は過ぎていった。
やがて町は財政難に陥り、劇場やコミュニティセンターは老朽化を理由に壊され、大学のキャンパスも撤退。町の経済は大きく様変わりする。
そんな中、平井たちは新たな道筋を模索し始める…。

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この物語はフィクションであり、
登場する人物・団体等の名称はすべて架空のものです